2019.2.26

飲むだけじゃない!「ワイン投資」という楽しみ方【0からの投資入門vol.6】

飲むだけじゃない!「ワイン投資」という楽しみ方【0からの投資入門vol.6】

ワインはお好きですか?
味だけでなく、色、香り、舌触りも含め、こだわり始めると止まりませんよね。

なんと!
そのワインを対象とする投資が存在します。

今回は一緒に、「ワイン投資」について見ていきましょう!

ワイン投資とは

ワイン投資は、生産されてからの年月が比較的浅いワインを保管して熟成させ、価値が上がってから売却するという、実物資産(コモディティ)投資の一種です。

高級ワインは年間で作られる量が決まっており、生産した年号(ヴィンテージ)がつけられます。
ワインは嗜好品であると同時に消費財であるため、ヴィンテージ物の高級ワインは徐々に消費されて入手が困難になる傾向があり、希少性とともに価格が高騰します。

この性質を利用した投資が、ワイン投資なのです。
同じ性質を利用した、ウィスキー投資も存在します。

●ワインの価値と投資の実例
ワイン投資のリターン率は年平均で10-20%程度と言われています。

実際、フランスのボルドーにおける「シャトー・ラフィット・ロートシルト」という1990年産のワインは、売り出し価格が1ケース(ボトル12本入り)で約19万8000円でした。
が、2019年1月現在ではボトル1本で約20万円程度(売買する場所によって前後します)の価格となっています。

ワイン投資はコモディティ投資の一種

ワイン投資は、コモディティ投資の一種です。
コモディティ投資とは実物資産を対象とした投資のことで、主に以下のようなものが投資対象となります。


・金やプラチナなどの金属
・小麦やトウモロコシなどの農産物
・原油や天然ガスなどのエネルギー
・牛や豚などの畜産物

※通常、コモディティは「商品」と訳されますが、日本語における「商品」という単語の用途はとても広いため、本記事では「実物資産」という訳をあてています。

コモディティ投資を行うには、実物資産を自分で購入するか、コモディティ投資を中心としている投資信託を購入するなどの方法があります。
ワイン投資はインフレに強いというメリットがありますが、これはワイン投資限定の話ではなく、主にコモディティ投資全体に言えるメリットです。
本記事ではコモディティ投資よりもワイン投資に焦点を当てますが、ワイン投資を始めようと思う方は、コモディティ投資についても調べておくとよいでしょう。

始め方とポイント

さて。ワイン投資を始めて、しかも稼ごうと思ったら、どういうことをすればよいのでしょうか?

<始め方>

ワイン投資は、主に以下の手順で成り立っています。

●買い付け
・投資に適したワインを探す
・ワイナリー、ワイン商などを通じてワインを購入する

●保管
・自宅ではなく、ワイン商などが保有しているワイン保管用倉庫で丁寧に保管する

●売却
・ワイン商、オークションなどを通じてワインを売却する

購入方法に関しては、海外の投資信託を利用する手もあります。
が、ワイン投資の投資信託については注意点もありますので、後述いたします。

<稼ぐポイント>

ワイン投資でのポイントは以下の点です。

●いかに入手困難な高級ワインを手に入れるか
ワインの価値は、以下の三つの点で決まります。

・いつ生産されたか(ヴィンテージ)
・誰が生産したか(ブランド)
・保存状態が良好か

ワインは消費財でありながら、アートのような希少性や資産性を持ちます。
故人のカリスマ生産者が作っていたワインは二度と作られないため、こういったワインをほしがるコレクターは多いようです。
いかに希少性の高いワインを手に入れるかというのは、ワイン投資における要所と言ってもよいでしょう。

●分散投資を忘れない
ワインを含め、コモディティ投資でも分散投資(資金を様々な投資対象へ分散させて、値下がりリスクを軽減すること)は必要です。

ひとつの銘柄のみを購入するのではなく、複数の銘柄を購入したり、ワイン投資と並行して別の資産に投資したりすることを心がけましょう。

メリットとデメリット

もちろん、ワイン投資にもメリットとデメリットがあります。
具体的には、以下の点です。

<メリット>

●ワインがもっと好きになる
ワイン投資の魅力といえば、なんといってもこれでしょう。
ワイン投資を始めると、ワインを飲むことだけでなく、高級ワインの知識、ワインの購入方法や保存方法、ワインを選ぶ目利きなど、こだわりたくなるポイントが多く発生してきます。

また、投資信託などを介さず、ワインの現物投資をおこなえば、実物を自分で飲むこともできます。
投資用にワインを購入しつつも、一部は自分で飲む、というスタイルを取っている海外の投資家もいます。

自ら選んで丁寧に熟成させたワインを飲むのは、ワイン好きな方にとって至福の瞬間でしょう。

●インフレ対策になる
ワインは実物資産ですので、株式などのように、倒産してまったくの無価値になるようなことはありません。
また、こういった実物資産はインフレとともに価格が上がるため、インフレに強い面もあります。

●運用の手間がかからない
ワイン投資において、最も労力が必要なのはワインの銘柄選びとその購入です。
逆に言うと、十分に調査をして有望なワインを購入したら、あとは保管しておけばよいのです。

「ベリー・ブラザーズ&ラット社」などのワイン商から購入すると、保管も同時に行うことができ、丁寧に保存することができます。

<デメリット>

●初期費用が高い
これはワイン投資がなかなか広まらない要因のひとつでもありますが、ワイン投資で利益を十分に出そうと思ったら、少なくとも100万円程度の初期費用が必要です。

先の「シャトー・ラフィット・ロートシルト」を例に取るとわかりやすいでしょう。

このワインを1990年の売り出し時に購入できたとしても、価格は1ケースにつき20万円程度。
今後も価格は高騰するかもしれませんが、2019年1月時点から始めようと思ったら、このワインは1本20万円程度で購入することになります。

これを分散投資しようというのですから、初期費用はどうしても高くなってしまうのです。
ワイン好きであっても、ここでつまづいてしまう方は多いようです。

●利益を出すのに5~10年程度はかかる
ワイン投資は長期向きの投資です。
丁寧に保存し、熟成してこそ価値が上がります。

あれこれと運用する必要はありませんが、短期で投資したいと考えている方には向きません。

●偽物ワインに注意!
高級ワインをオークションなどで購入するのはあまりオススメできません。
宝石やブランド物に偽物があるように、高級ワインも偽物が出回っているのです。

有名な「ロマネ・コンティ」のヴィンテージ物は、安いものでも100万円以上の値がついていますが、生産された量よりも流通している量のほうが多いと言われています。

また非常に残念なことですが、日本でワイン投資の話をするのに、ヴァンネット事件を避けては通れません。

国内唯一のワイン投資専門の投資信託運用会社だった株式会社ヴァンネットは、2016年に破綻。
債権者530人に平均700万――計40億円の負債を抱えたまま破産しました。

投資家への配当金を、別の投資信託で新規募集した投資家からの資金で賄い、自転車操業をしていたようです。
これについて、関東財務局からも「不正又は著しく不当な行為を行っている」として行政処分を受けていました。

副業はもちろん、投資に関しても、儲け話をうたう詐欺は存在します。
株式にも、投資信託にも、仮想通貨にも。
ワイン投資も例外ではありません。

ワイン投資に限らず、ご自身の資金をなにかに投資する際には、必ずその対象や投資の仕組みについて理解することを心がけましょう。

ワイン投資を勉強するには?

先述のヴァンネット事件以降、ワイン投資に関する記事は減ってしまいました。
書籍についても、ほとんど出版されていません。

では、どうやってワイン投資を行うべきなのでしょうか?

分野別に見ていきましょう。
調査すべきことは、以下の点です。

・高級ワインの購入手段について
・高級ワインの保管場所について
・高級ワインの売却手段について
・ワインのレートについて
・高級ワインそれ自体について

これらのうち、購入手段~売却手段については、先述した「始め方とポイント」を参考に、信頼できる手段を調べてみるとよいでしょう。

また、世界的なワインレートを確認できる「Liv-ex Fine Wine Market」というWebサイトもあります。
こちらのサイトは英語ですが、ワインレートが確認できるサイトはなかなか存在しないため、確認しておくのがよいでしょう。

そしてなによりも、高級ワイン自体の勉強は必須です。
ワイン投資についてまとめられた書籍がなくとも、ワイン自体についての本や記事は多く存在します。
利益が出るかいなかは別としても、ワイン投資を始めると、高級ワインが高い理由や、ヴィンテージワインについての知識について目を向けるため、ワインの知識は増えていくでしょう。

おわりに

ワイン投資は嗜好性の強い投資です。

確実性のある投資など存在しない、ということは肝に銘じておくべきですが、ヴァンネット事件を通じてワイン投資自体が怪しいと思うのは早計でしょう。

ワインが嗜好品であると同時に消費財であるという特殊性を除けば、アートなどのコモディティ投資に比べて構造が特殊とは言えません。

また、大量に高級ワインを購入しなくとも、半ケースなど数本単位なら50万円以内でも投資することができます。
ワイン好きな方は、ワイン投資を分散投資の選択肢として考えてみてはいかがでしょうか?

それでは、良い投資ライフを!

関連記事

悩み別!オススメの投資方法5選【0からの投資入門vol.1】
1万円でも始められる! 株式投資の基礎知識と始め方【0からの投資入門vol.2】
おっ!と目を引くオモシロ株主優待5選!【0からの投資入門vol.3】
今さら聞けない! 仮想通貨の基礎知識と始め方【0からの投資入門vol.4】
プロにお任せ!「投資信託」の基礎知識【0からの投資入門vol.5】

副業で稼ぎたい人におすすめの副業

教えて!あなたの副業月収・FXでいくら稼げるの?
教えて!あなたの副業月収・FXでいくら稼げるの?

FXは約4,000円から始められる手軽な投資です。口座開設や手数料はすべて無料で、スマホアプリで24時間取り引きができます。自動売買をうまく活用すれば、お仕事中や寝ている間も収入アップに繋げられます。またFX会社のサポートも充実しておりいつでも専門知識のある方に直接相談できるので初心者でも安心です。

FXが人気の理由

24時間どこでもできる!

スマホで24時間どこでもできる!

PCやスマホからネットで24時間いつでもどこでも取引できるので、仕事で忙しいビジネスマンや主婦にも人気です。

約4,000円からスタートできる!

約4,000円からスタートできる!

FX会社によって異なりますが、最初は約4,000円からでもFXを始められます。高額な資金を必要とする株式投資よりもずっと気軽な投資といえます。

24時間どこでもできる!

24時間の電話サポート付き!

24時間対応の電話サービスがあるFX会社もあり、FX取引で困った時には専門知識のある人に直接聞けるので安心!無料FXセミナーで勉強もできます。

FXとは?FXでいくら稼げるの?