プロにお任せ!「投資信託」の基礎知識【0からの投資入門vol.5】

プロにお任せ!「投資信託」の基礎知識【0からの投資入門vol.5】

投資信託なら、運用をプロにお任せできる!

正直に言いましょう。

投資は難しい分野です。

特に個人で投資を行う場合、有望な銘柄を選んだり、購入タイミングや売却タイミングを見極めるために、ある程度の勉強時間と労力が必要になります。

そこがネックに感じる方も多いのではないでしょうか?

そこで!今回のテーマは「投資信託」。

投資信託は、投資の専門家に資金の運用をお任せできる金融商品です。この記事で、一緒に投資信託の基礎知識とポイントを学んでいきましょう!

1.投資信託とは?

投資信託とは、ごく簡単に言うと「投資のプロにお金を預け、資金運用をしてもらう」金融商品です。投資家から集めた小口のお金をひとつの資金にまとめ、専門家が運用します。

「プロを信じてお金を託す」投資であるため、「信託」というわけですね。

投資家から集めた資金の額によって投資信託の価格は変動し、運用によって発生した利益は分配金として投資家に分配されたり、さらなる投資利益拡大のため総資金に加算されたりします。

このため、投資信託での利益は、主に以下の二つです。

・投資信託の値上がり益

安いときに投資信託を購入しておく

投資信託の値段が上がったときに売ると、その差額が利益に!

・分配金

投資信託を一定期間以上、保有しつづける

保有している口数(投資信託の単位)に応じて利益が分配される!

投資信託の値段や分配金の詳細については、後述いたします。

ここからは、投資信託の詳しい仕組みを見ていきましょう!

2.投資信託の仕組み

投資信託は、投資家から小口のお金を集めて、大きな資金にします。

その資金を株式や国債や実物資産など、様々なものに投資して、運用します。

この流れは、以下の三つの会社で成り立っています。

・販売会社:投資信託を販売する会社

・投資信託運用会社:投資信託を設計し、運用の指示をする会社

・信託銀行:投資信託のお金を管理する会社

・販売会社

販売会社は投資信託を販売したり、問い合わせに応じてくれる窓口のような会社です。

主には証券会社、銀行、郵便局などがこれに該当します。

運用会社が直接販売している「直販型」の投資信託もありますが、基本的には投資信託運用会社や信託銀行に問い合わせても投資信託を購入することはできないので、注意してくださいね。

・投資信託運用会社

投資信託運用会社は、投資信託の商品内容を設計し、運用の指示をする会社です。

投資や金融について熟知している、プロ集団ですね。

この投資信託運用会社が、集めたお金をどういったものに投資し、どのように運用するのかを、後述する信託銀行に指示しています。

・信託銀行

信託銀行は、投資信託運用会社が集めたお金を管理してくれる会社です。

お金を保管するだけでなく、投資信託運用会社からの指示に従って、お金を実際に投資する運用も行なっています。

また、この信託銀行は自社の運用資金と投資信託資金を別々に管理しているため、たとえ信託銀行が倒産しても投資信託資金がなくなることはありません。

投資信託はこういった三社体制の仕組みで管理され、運用されています。

3.基準価額と分配金

投資信託の価格や利益に関連する最も大事な言葉が、「基準価額」と「分配金」です。

それぞれ、どういった意味なのでしょうか?

・基準価額

基準価額とは、投資信託のお値段であり、投資信託を購入するための最低購入額を表してます。

基準価額は、以下の計算によって算出されます。

基準価額 = 純資産総額 / 総口数

※投資信託における取引単位を「口(くち)」と呼びます。
※純資産総額とは、投資運用会社がその投資信託で集めた資金全体から費用を引いたものを言います。

これが1日に1回計算され、投資信託の価格として公表されます。

また、株式での株価は1株あたりの価格ですので、「株価×1単元(多くは100株)=最低購入額」となりますが、投資信託の場合は「基準価額=最低購入額」です。

基準価額は「1口あたり」となっているものと、「1万口あたり」となっているものがありますが、どちらの表示であっても「基準価額=最低購入額」という部分に変わりはありません。

・分配金

分配金は、投資信託運用会社が資金を運用して利益が出たとき、各投資家が保有している口数に応じて分配されるお金です。

しかし、株式の分配金とは異なった性質もあります。

基準価額の項目で登場した「純資産総額」というのは、運用利益を含めた財産ですが、分配金はこの純資産総額から支払われます。

ですので、分配金が支払われると純資産総額が減り、基準価額(=投資信託の価格)も下がってしまうのです。

分配金の支払い頻度は投資信託の種類によってさまざまで、毎月支払われるものや、年に一度支払われるものなどがあります。

一方で、運用利益を分配せず、さらなる投資にあてて基準価額の上昇を狙ってくれる「無分配型」というのもありますので、見比べてみるとよいでしょう。

4.メリットとデメリット

投資信託の仕組みを知ったら、次はメリットとデメリットを考えていきましょう。

投資信託には、以下のメリットとデメリットがあります。

<メリット>

・プロにお任せできる!

投資信託の魅力はなんといっても、プロにお任せできるところ。

個人で投資を行おうとすると、市場の仕組みを詳しく学んだり、市場の動向を分析する必要がありますが、投資信託ではそういった部分をプロが担ってくれます。

・少額でも分散投資が可能!

分散投資とは「様々な投資対象に資金を分散させ、値下がりした場合のリスクを軽減させる」という投資の基本原則です。

たとえば個人で実際に分散投資を行おうとすると、多くの資金が必要だったり、どのように分散させたらいいのかがわからなかったりします。

一方、投資信託はこの分散投資を根幹として作られた金融商品であり、小口で集めた大きな資金を様々な商品に投資してくれるため、少額でも分散投資ができるのです。

・定期預金のように積立もできる!

投資信託は100円から購入できるものも存在するだけでなく、「投信積立」というシステムがあります。

定期預金のように、月々少額で積立をすることで投資信託を購入していく、というものです。

これによって、より少額に投資を行うことができます。

<デメリット>

・元本保証がない

投信積立からも予想できるかもしれませんが、投資信託は中長期向きの投資であり、預金とよく比較されます。

預金との一番の違いは、「元本保証」があるかどうかです。

預金をした場合、銀行が倒産しない限り、預けたお金(=元本)が減ることはありません。

しかし投資信託では、資金を運用した結果、利益を出すことも損を出すこともあります。

投資のプロでも、100%成功するとは限りません。

損をした場合、預けたお金が目減りしてしまうリスクがあります。

・プロに任せるための費用がかかる

投資信託はプロにお任せする代わりに、プロに支払う費用が発生します。

主には以下の三つです。

・販売手数料:投資信託を購入する際の手数料

・信託報酬:運用のための費用(保有している投資信託額の1%以下~3%程度/年)

・信託財産留保額:投資信託を解約したときにかかる費用

こんなに費用があるの!?

と驚いてしまいますが、それぞれの費用額は投資信託の銘柄によって異なります。

たとえば、「ノーロード」と呼ばれる投資信託は販売手数料がなんと無料!

信託報酬が無料になるものはさすがにありませんが、信託財産留保額は無料のものもあります。

※国際的には、米フィデリティ・インベストメンツ社が2018年8月、ついに信託報酬0.00%という驚異の投資信託を発表しました。日本ではまだ購入できませんが、今後は「信託報酬がマイナスとなる投資信託も出てくるかもしれない」と言われており、投資信託のビジネスモデルが変わっていきそうです。(2019年1月時点での情報です)

それぞれの銘柄の費用はネット証券のWebサイトなどでも検索できますので、投資信託を購入する際には必ず諸費用をチェックしておきましょう。

・投資信託の種類が選びにくい

投資信託は、個人で選びにくい株式や様々な金融商品への投資をプロが行ってくれる優れモノですが、実は投資信託自体の種類が多く存在します。

<投資信託の主な種類>

・国内株式投資型

・国内債券投資型

・国際株式投資型(または海外株式投資型)

・国際債券投資型(または海外債券投資型)

・バランス型(株、債券、不動産、現物商品などを組み合わせて投資する)

これらの型の商品が、それぞれ数十~数百ほど存在します。

下調べをしないで見ると、目が回ってしまいそうですよね。

こうした多くの種類から投資信託を選ぶポイントについては、後ほど詳しくご説明します。

ここでは「主に株式を投資先にしている株式投資型の投資信託と、主に債券を投資先にしている債券投資型の投資信託がある」ということだけ覚えておきましょう!

5.投資信託のココがポイント!

さて。

ここまで投資信託の基礎知識をご説明してきましたが、最後に気をつけるべき部分について見ていきましょう。

注意すべき点は、以下の三つです。

・投資スタイルに合わせて選ぶ!

どんな投資でも同じことですが、金融商品を選ぶときは、必ずご自身の投資スタイルに合ったものを選びましょう。

・どれくらいのリスクで投資を行えるのか

・どれくらいの期間で投資を行うのか

こういった指標が、商品選びと密接に結びついてきます。

投資信託の大きな分類として、先ほど説明した株式投資型と債権投資型があります。

株式投資型は比較的ハイリスク・ハイリターンな商品が多く、債券投資型はローリスク・ローリターンなものが多いです。

バランス型であれば、様々な資産に投資してくれるので、分散投資の効果を高めることができるでしょう。

また、投資信託の中には運用期間が決まっている「単位型」のものや、一度買ったら満期まで保有する必要がある「上場投資信託」などもあります。

よって、どの期間で投資を行っていくのかも吟味したうえで、投資信託を検討するのがよいでしょう。

・信託報酬と運用成績を見る

信託報酬は、プロに運用をお願いするための費用です。

年率で1%以内~3%程度ですが、ローリターンの投資信託で信託報酬が高いと、利益よりも信託報酬が勝ってしまったりもします。

また、投資信託は毎日売買をくりかえすようなものではなく、中長期投資に向いています。

過去一年間の運用成績だけでなく、数年単位の運用成績を見ておきましょう。

信託報酬が1%以下で、直近数年間の運用成績が上向きのものなどは、堅実な運用により適しているでしょう。

・必ず目論見書に目を通す

目論見書というのは、その投資信託の細かい資産構成などが記されたものです。

10ページ前後の簡易的なパンフレットと、100ページを超える詳細な文書で構成されており、証券会社や銀行が分類しているデータには表れていない情報なども載っています。

また、現在の成績を文書にした月次レポートなども、各投資信託が出しています。

およそどんな投資信託の目論見書でも、はじめて目にする方は情報量の多さに戸惑ってしまうことでしょう。

しかし、投資の基本原則に「よくわからないものに投資はしない」というものがあります。

特に投資信託では、分散投資の効果を高めたり、ご自身の投資スタイルにマッチしたものを選ぶために、その投資信託の資産構成を把握しておくことが大切です。

投資信託を選ぶときには最低限、以下の点を確認しておきましょう。

<目論見書(特に簡易型パンフレットの部分)>

・投資信託の目的と特色

・費用の詳細

<月次レポート>

・基準価額や純資産総額の推移

・運用成績の推移(多くは、投資信託の設立当初からの推移がグラフ化されています)

・資産構成(「資産配分比率」や「ポートフォリオ」と書かれている場合もあります)

よくわからないまま金融商品を買ってしまうのは失敗の元ですので、くれぐれも気をつけましょう。

6.おわりに

投資信託は中長期を想定して設計されていることが多く、国内外の経済と大きく絡んでいます。

目論見書や月次レポートなどを見ながら、わからない部分をひとつひとつ調べていくと、経済や金融の勉強にもなっていく面白い金融商品です。

証券会社だけでなく銀行などでも購入できますので、まずは銀行などでお話を聞いたり、こうした記事を参考にしながら、少額で始めてみるとよいかもしれません。

それでは、良い投資ライフを!

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